古民家の魅力を引き出しつつ快適に生活できる住まいに再生

築80年超の伝統家屋にお住まいのご夫婦でしたが、床に段差があり年齢を重ねるごとに生活するのが大変になってきました。また、冬場は手が霜焼けになるほど寒いことから、伝統家屋の風合いを残しながら快適に暮らすために『新築そっくりさん』で住まいを再生することに。伝統的な建築技術で造られた古民家の柱や梁、貴重な意匠、愛着のある部分などを活かしつつ、間取り変更、構造補強、断熱工事を行い、現代のライフスタイルにあった快適で安全な住まいに再生。

ビフォー・アフター

大切にメンテナンスしていたが、土壁でサッシも古く隙間風で寒かった。
白と黒のコントラストが美しいシンプルな外観デザイン。床下には柱と柱をつなぐ足固め補強を施し、補強壁も追加して安全性も向上。

リフォーム後その他のお写真

既存を上手く活用し古民家の魅力を残しつつ、現代の生活スタイルに合うようコミュニケーション中心のダイニングキッチンに。
デザイン性が高く、使い勝手も良いアイランドキッチン。掃除が楽なIHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機も導入して家事の負担を軽減。
ダイニングキッチンとリビングの間仕切りは、冷暖房効率を考慮し3枚引戸に。梁と漆喰の壁は塗装し、古民家の風合いを高めた。
大容量の下駄箱と収納を配した開放的な玄関ホール。手すりを効果的に設置し、安全にも配慮している。
明るい窓際にカウンターを造作し、テレワークも快適に。
洗面所は通り抜けができ、キッチン、ランドリールームへの移動がスムーズに。
伝統的な建築技術で造られた古民家の柱や梁、貴重な意匠、愛着のある部分などを活かしつつ、間取り変更、構造補強、断熱工事を行い、現代のライフスタイルにあった快適で安全な住まいに再生。
最大27cmの段差があり、構造体の差し鴨居が低いため、和室だった部分を15cm下げ、それ以外を12cm上げることで床段差を解消しつつ、差し鴨居の高さもクリアしました。
以前は倉庫まで洗濯物を干しに行っており大変だったことから、洗面所の隣にランドリールームを設けました。「天気を問わず、いつでも洗濯物が干せるのでとても便利です」とお喜びの奥様。