建て替えVSリフォーム、
どっちがお得?

経年劣化や家族構成の変化によって、マイホームの改修が必要になったーー。そんなとき、最初に頭を悩ませるのが、「リフォームor建て替え」の選択だと思います。今回は、双方の特徴を比較しながら、どちらが、ご自身にとって“お得な選択”なのかを考えてみましょう。

リフォームと建て替えの
違いとは?

リフォームとは ~建物の一部からまるごとリフォームまでさまざまに~

既存の基礎部分は残して、部分的に改築、修繕、増築などを行い、新築同様の状態に戻すことを指します。水廻りや、屋根・外壁のみといった部分リフォームや、目に見えるものをすべて新しくするフルリフォームなど、その改修範囲はさまざまです。

  • リフォームの定義

建て替えとは ~建て替えできないケースや建て替えると小さくなるケースも~

既存の住宅を、基礎部分から取り壊して、新たにゼロから住宅を建築することを指します。実はすべての住宅が建て替え可能ではなく、「建築基準法で定められた幅員(幅)4m以上の道路に2m以上接した土地でなければ、原則として建て替えができない」など、さまざまな制約があり、また、法令により、建て替える場合もとの建物より規模を縮小しなければならない場合もあります。ご自身の住宅がこのような建物に該当するか否かのチェックを最初に行うようにしましょう。

リフォームと建て替えを
特徴で比較!

見た目においては、どちらも“新しさ”を感じることができるリフォームと建替ですが、それぞれ、費用や工期などに大きな違いがあります。

リフォーム 建て替え
工事の前提 既存の住宅の活かせる部分を活かしながら、改修していく 既存の住宅をすべて解体してゼロから自由に設計していく
費用相場 約300~2,000万円(内容によって異なる) 約1,000~4,000万円(内容によって異なる)
改修費用以外の諸経費 (場合により、工事中の仮住まい、引越し費用など) 解体費、廃棄費、建て替え期間の仮住まい費用+引越し費用など、合計で約500~800万円(内容によって異なる)
検討目安の築年数 部分リフォーム(特に水廻りや屋根・外壁)は築10年、大規模リフォームは築20~30年が目安 築30年以上が目安
間取り 一部制約あり 自由に設計可能
工期 約1~2ヶ月(標準リフォームの場合) 約4~6ヵ月

【POINT】コストや工期をカットしたいならリフォームが最適!

リフォームと建て替えを
メリットデメリットで比較!

リフォームor建て替えを選択するには、双方のメリット・デメリットを把握した上で、ご自身の建物の状態や、今後の暮らし方、コストの問題など、総合的に判断する必要があります。その目安となる双方のメリット・デメリットをいくつかご紹介します。

リフォーム 建て替え
メリット ●コスト面がお得
●工期が短い
●必要な部分のみの改修(数年おきの改修)が可能
●各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)の負担が少ない
●建物の面積や形状・配置がある程度自由に決められる
●間取りや設備などの不満をほぼ解決できる
●リフォームよりも多額のローンを組める場合がある
デメリット ●建て替えに比べると自由度が少ない
●劣化が激しい場合、補修費用がそれなりにかかることも
●コストが割高
●工期が長い
●各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)がかかる
●法令 によって、建て替え不可能な場合がある
●法令によって建て替えるともとの建物より小さくしなければならない場合がある。

新築そっくりさんでは?

住友不動産が、建て替えに代わる新システムとして1996年に開発し、以後四半世紀以上にわたり、さまざまな建物を再生させてきた新築そっくりさんは、コスト面などのリフォームの長所を活かしつつ、建て替え(新築)同様の満足度を提供することで、数多くのお客様のご支持をいただいてきました。この機会に、新築そっくりさんを、さらに詳しくお知りになりませんか?

新築そっくりさんの事例

最後に新築そっくりさんが手がけた、いくつか事例をご紹介します。ひとくちにリフォームと言っても、お客様によって条件やビジョンはさまざま。住友不動産では、お客様のニーズに合わせた“新たな住まいづくり”にご協力しています。以下を参考に、リフォームの具体的なイメージを作り上げてみてください!

  • 戸建てまるごとリフォームの事例
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国土交通大臣賞を受賞したご住居です。高齢のお母様との同居を機に、築35年の2階建て住宅を平屋へと減築リフォーム。耐震、耐久、温熱、防音、遮音、防犯の性能向上、さらには間取り変更によってライフスタイルの変化のスムーズな移行を実現しています。