実家での思い出を大切にしたいからリフォームで安心快適にまるごと再生
お母様が他界され、空き家になった奥様のご実家。お母様との思い出を大切にして過ごしたいと考えていました。しかし、築62年が経過し老朽化も進んでおり、耐震性や断熱性に不安があったことから、まるごとリフォームに定評があり、提案プランが素晴らしかった『新築そっくりさん』で住まいを再生することに。 既存の柱・梁を活かしつつ建物全体を耐震補強し、屋根材も軽量タイプに葺き替え。床・壁・天井には断熱材を施し、サッシは気密性・断熱性の高い製品に交換する高断熱リフォームを建物全体に施工し、安心・快適な住まいへと生まれ変わりました。 細かく区切られて閉鎖的だった間取りは、二間続きの和室とDKを一つにして、明るく開放的な住空間に。多目的に利用できるコンパクトな和室やご主人様のワークスペースも誕生しました。「季節により海風、山風を取り込めるように窓を配置したので風通しも良好。1階はワンルームタイプになり、いつでもお互いの気配を感じられることで安心して暮らすことができます」とお喜びのご夫婦です。
ビフォー・アフター
阪神淡路大震災も経て壁にはヒビが入っており、耐震性に不安。
耐震補強を施し安心・安全な住まいに再生。海風、山風を室内に取り込めるように計画的に窓を配置しています。
リフォーム後 その他のお写真
細かく区切られていた1階は、間仕切り壁を最小限にしてワンルームのような間取りに。「いつでもお互いの気配を感じられるので、コミュニケーションも良好です」。
収納が不足していた玄関には壁面を利用して収納を造作。お二人の靴を収納するのに十分なスペースを確保しました。
キッチンは開放的なオープンスタイルに一新。リビングから作業する手元が隠れる高さにカウンターを造作しています。
リビングと一体で利用でき多目的に使える和室。和室と玄関ホールの間の壁に扉を設け、1階部分は回遊できる生活動線に。
洗面室、浴室などの水廻りスペースも広くなり快適に暮らせるように。
北側で暗くなりがちなダイニングの上部には、トップライトを施しました。「ダイニングからキッチンまで、想像していた以上に明るくなりました」と奥様。
クローゼットやウォークインクローゼット、食器棚、収納棚を収納するモノに合わせて配置。既存の家具を置くためのスペースを計画的に設けています。
リビングと一体で利用できる和室。庭のウッドデッキとも連続性を持たせ、より一層の開放感を感じることができます。「ウッドデッキは洗濯物を干すのにも重宝しています」と奥様。