400年受け継がれてきた家系を継承するため、関東から新潟に戻られたW様。住まわれていたお家に娘様ご家族が同居することになり、建替えも検討されたのですが「この家を残したい」という気持ちが強く再生を決意されました。「親世帯と子世帯を分け使いやすい動線にしたい」「庭と一体になった家にしたい」という希望の他に、もうひとつ大切なことを任せていただきました。
「太い丸太の梁がある18帖の和室を活かしたい」とのご要望を受け、和室の天井を取り払い、トップライトを設けて光を採り入れました。さらに廊下との建具をなくし、掃き出しサッシの外にウッドデッキをとりつけることで、庭との一体感があるLDKとしました。床、壁、天井には断熱材を入れ、全ての部屋を温水床暖房に。また、将来の介護を考慮し、段差を無くしバリアフリーに。明るく開放的で、家族の暮らしを優しく支え続けてくれる住まいへと生まれ変わりました。