
玄関ホール:蚕室だった2階を大改装し、玄関ホールを吹抜けに。高窓から漆喰の白い壁に光が降り注ぎ、家の中が明るく映える。
ご主人様、ご子息、担当SE、
棟梁のこだわりが細部にまで結実。
実家に戻るにあたり、ご子息の「この梁がもったいない」との言葉を受け、再生の道を選んだというご主人様。
「建て替えを考えていたから特別な要望はなかった」と話しつつも細部にこだわり、担当SE(セールスエンジニア)と一緒に石材を選びに出かけたほど。
障子を閉めると満月のような光が浮かび上がる丸窓も、部屋ごとに異なる和室の襖紙も、ご主人様の審美眼の表れです。
一方、梁を活かした吹抜けは担当SEの提案を基本に、ご主人様とご子息、棟梁と話し合いながらつくり上げたもの。
そんな男たちの熱意を静かに見守っていた奥様も「マンションから越してきて、広さが一番贅沢と気づいた」とご満悦です。
窓が増え、漆喰の白い壁で明るくなった住まい。リビング・ダイニングキッチン・洗面室は床暖房となり、日々快適な暮らしを楽しんでおられます。
REFORM PLAN
- ■家族構成 | 夫婦+息子
- ■延床面積 | 357.38㎡(108.11坪)
- お施主様のご要望
- ・通り抜けできる土間にする
- ・板一枚の1階天井を手直し
- 新築そっくりさんのご提案
- 土間はコストも検討し、タイル貼りに。
天井は板一枚(踏み天井)で歩けばミシミシ音を立てるため、防音シートを敷き、そのうえに床を組んだ。


丸窓:1階和室にあった丸窓をモチーフに、ご主人の希望で玄関の正面にも丸窓を設置。
ホールの扉を開けると月のように浮かんで見える。外観:元々の姿に戻すべく、骨組み状態にまで分解してから復元。
屋根は軽量なガリバリウム鋼板とし、耐震性を向上させた。浴室:ヒバの風呂桶、ヒノキの壁で芳香が漂う浴室。
十和田石の床は濡らすと緑がかったように反射し、癒しの時を演出する。